今大会を最後に歴史に幕を閉じることとなっている女子バスケ部。一人ひとりがさまざまな思いを抱えながら、今大会を迎えた。6人の部員に共通する思い。
「最後だからこそ、後悔しないようにやり切る」
そんな3年生5人、2年生1人の女子バスケ部が、中総体初戦に臨んだ。
私は、道路渋滞もあり、到着が遅れていた。「もしかしたら間に合わないのでは・・・」との不安を抱えながら、会場校に向かった。到着したとき、惜しくも初戦敗退となった男子バスケ部の生徒たちに会った。「今、ちょうどハーフタイムです。ギリギリリードしています!」
体育館に入り得点ボードを見ると、15対13。わずか2点のリード。大接戦の様相を呈していた。
後半が始まる。保護者と男子部員による大応援団に加わり、声を振り絞って応援した。
なかなか得点が入らない。両チーム気迫のディフェンス。緊迫の展開。後半最初の点数がどちらに入るかが、勝負の分かれ目になる。誰もがそう感じていた。均衡を破ったのは、八軒中だった。そこから徐々に点差が開いていく。新人大会の試合も観ていたが、明らかに選手たちは成長していた。気力も体力も、そして何より「勝ちたい」という気持ちが、全面に出ていた。
残り時間数分のところで、たった1人のスーパーサブがコートに入った。スーパーサブが最初に放ったシュートは、見事な放物線を描き、ゴールに吸い込まれた。ベンチもスタンドも総立ち。興奮に包まれた瞬間だった。
応援スタンドには、昨年の女子バスケ部の部長が来ていた。後輩たちの成長を、後輩たちの勝利を、心から喜んでいた。
「心を繋ぐ」
女子バスケ部の最終章は、まだまだ続く・・・